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昨日、「原画と朗読で綴るサイボーグ009」へ行ってきました。
島村ジョーは私が唯一萌えでなく純粋に恋したヒーローであり、またそのお声が神谷さんとあらば行かねばなるまい!と鼻息も荒く望んだのですが、脚本がなんだか004プッシュな脚本で主人公って誰だっけな状態になっていました…。
そして神谷さんはちょっと優等生な009で、元不良、脱獄犯のワイルドさが足りなかったのが残念です。もう少し押しの強い喋りが出来ないと、あのメンバーの中では飲まれちゃう。
だけど、まだまだ神谷さんが可能性を秘めた存在であることを、再確認できました。いい舞台だったと思います。
あぁ、肝心なクライマックスでセリフを噛んでしまったことは、きっと本人もえらく落ちこんだであろう事実なので、ここにも書いておきます(笑)。愛のムチです。噛み噛み王子、頑張れ。
朗読劇の見せ方にも工夫があってすばらしかったのですが、多少演出が古かったところ、原作の解釈が弱かったところ、主人公のジョーのありようを理解されていなかったところを含めて、今後の青二のイベントに行かして欲しいなと、感じました。
そうそう、フランソワーズの愛についての独白もちょっと前時代的というか、「現代を生きるサイボーグ」を書こうとしているように思えた今回の公演の脚本が、「40年前の彼ら」との齟齬を上手く消化しきれずに、中途半端な混ぜご飯になってしまった、という感じがして、残念でした。島村ジョーの回想が短く、セリフがジョーの母親の顏のアップの助けを借りた「かあさん…ありがとう」だけたったのが、彼の当時置かれていた特殊な立場、混血児というマイノリティに対する差別、偏見、怒りを現代人に説明できなかった、むしろ表現を避けた、脚本の限界点を示していたと思います。
今、コミックス、アニメ、劇場版を見たくてたまりません。やっぱりサイボーグ009は偉大な作品です。
満喫とカラオケで009三昧したいなぁ…。

