名探偵だよ。

日本三大探偵がうちのひとりであります。
神津恭介。
美形探偵。
お友達に紹介したものの、ほとんど絶版で、自分が欲しくて探してもなかった。がーん。
…えー、業務連絡です(笑)
高木彬光は角川文庫版を昔ながらの古本屋さんで探したほうがみつかります。ていうかいっそ私のもってる文庫を全部貸そうか！くらいの勢い。
お勧めは「刺青殺人事件」と「わが一高時代の犯罪」
バンカラな時代なのに、ひとりだけコートにブラシをかけちゃうような美少年！萌える！！
（萌　え　か　よ）
シリーズを追うごとに年をとっていって、最後のほうはちゃんと老人になる。そして、どこまで行ってもストイック。特技はピアノ。素敵！


で、最近、読みたい本がなかなかないよー、という話をしていて、今朝ふと「あ、そうか、昔揃えてとっといてある本を再読すればいいんじゃないの、と。
そうそして「時間たってからゆっくり読むー」と言って全巻買った澁澤龍彦全集を今読破すればいいんじゃないか？　ただし澁澤は真っ白い装丁だから、部屋を片づけてからでないと、汚しそうでこわい。
でもって神津恭介シリーズはたぶん本棚の文庫棚の３層あるのの１番奥だな……出せません！うわーん！
だけど神津恭介はそう言えば文庫読み進んでうしろ三分の一くらいで登場してきて、あっという間に推理していいところをかっさらって行くんだよな…。
話はワトソン役の小説家が進めるんだけど、彼はけなげなんだよな…関口巽みたいだよ。
今読んだら相当時代遅れかも知れないけど、とっても好きだったから、思い入れがある。
もし作家が現在に生きていてシリーズを続けていたら、私は血迷って同人誌を出すに違いない。
ご高齢で亡くなった時のショックは計り知れない。
今、そんなに大好きな作家さんは、残念ながら、いないんだよねー。
好きな作家さんはいっぱいいるけど。

うー。やっぱり掘り出してきて読もう！

そうそう、で、刺青殺人事件はむかーし同人誌でネタ本にさせてもらいました。
「名探偵○○○○」っていうのと「怪盗紳士○」っていう本を出してた(笑)！！
当時はまってた音楽もののパロディだけどね！
思い出した！
あの頃の自分は人としてちょっと最低だったけど、今より書いてたんだなー。 
いい友達をいっぱい作れたのもあの頃だ。懐かしい。
「あの頃の自分」って、「あの頃の軍曹さん」ケロロみたい(笑)！
読み返してみたら、古い作家の真似して漢字いっぱい使ってて難しい言い回しばっかりで読みにくいのなんのって。しかもほとんど内容忘れてるし。
ああ…人の記憶って、はかないな……(笑)！